【体験談】ニュージーランドの飲酒ルールに要注意!路上でビールを飲んだら警察官に没収された話
「海外旅行に行くことになったけど、現地の法律ってどうなっているんだろう?」
初めての海外旅行、楽しみな気持ちと同じくらい不安な気持ちもありますよね。特に、日本とは違う法律やルールについては、行く前に知っておくのが安心です。このブログ記事を読んでいるあなたは、きっと賢く、トラブルを避けて旅を楽しみたいと考えているはずです。
【体験談】ニュージーランドの飲酒ルールに要注意!路上でビールを飲んだら警察官に没収された話
結論から言うと、ニュージーランドでは公共の場での飲酒が厳しく制限されています。ルールを知らずに路上でビールを飲んでいたら、警察官に没収されてしまいました。これは本当にあった話です。
このブログ記事を最後まで読めば、ニュージーランドの飲酒ルールをしっかり理解して、楽しく安全な海外旅行を過ごせるようになります。
初めてのニュージーランド旅行と、うっかりミス
私がニュージーランドに初めて海外旅行に行ったのは、今から数十年前のことです。目的は、大自然の中で海外スノーボードを楽しむことと、プロとしてのトレーニングが目的でした。日本の冬とは比べ物にならないくらいの、スケールの大きな山々と、まっ白な雪に心躍らせていました。
「海外スノーボード、最高!」
友人とオークランド空港に降り立ち、レンタカーを借りて一路、南島のクイーンズタウンを目指しました。クイーンズタウンは、「アドベンチャーの首都」と呼ばれるほどアクティビティが盛んな街です。
路上での乾杯!まさかの出来事
旅の途中、私たちはスーパーに立ち寄りました。「ニュージーランドのビール、飲んでみようか!」日本のビールと比べて少し安く、種類も豊富。私たちは色々な種類のビールを買い込みました。
そして、その日の夕方、私たちは景色がとても綺麗な湖畔の公園にいました。湖に沈む夕日を眺めながら、最高の気分でした。
「景色も最高だし、ここで一杯やろう!」
日本だと、桜の季節に公園でお花見をしながらお酒を飲んだりしますよね。その感覚で、私たちは買ったばかりのビールを開け、乾杯しました。
「くぅ〜、うまい!」
すると、どこからともなく警察官が2人、ゆっくりと私たちに近づいてくるのが見えました。「あれ、何かあったのかな?」まさか自分たちに用があるとは思わず、そのままビールを飲み続けていました。すると、警察官は私たちの目の前で止まり、こう言いました。
「Excuse me. Do you know that you can’t drink alcohol here?」(すみません。ここで飲酒できないことをご存知ですか?)
「え、どういうこと?」
その時は、何を言われているのかまったくわかりませんでした。英語でのやり取りに慣れていなかったこともあり、戸惑っていると、警察官は私たちの手からビールを取り上げ、そのまま地面に捨ててしまいました。
「Oh…」
ポカーンと口を開けたまま立ち尽くす私たちに、警察官は英語で説明してくれました。
「This area is an ‘alcohol ban area’. You can’t drink alcohol in public places.」(このエリアは「アルコール禁止区域」です。公共の場所では飲酒できません。)
「ああ、そういうことか!」
その時初めて、自分たちがニュージーランドの法律を破ってしまったことに気がつきました。私たちは警察官に何度も謝り、幸いにも罰金などはありませんでしたが、ビールを捨てるという行為に大きなショックを受けました。
ニュージーランドのお酒の法律とは?
この出来事を通して、私はニュージーランドのお酒の法律について真剣に調べるようになりました。
日本とは違い、ニュージーランドでは、特定のエリアや時間帯での飲酒が法律で厳しく規制されています。
主に以下の2つのルールが重要です。
1. Alcohol Ban Area(アルコール禁止区域)
これは、特定の公共の場所(公園、ビーチ、路上など)で、定められた時間帯にお酒を飲むことが禁止されているエリアです。多くの都市や町では、繁華街や観光地などがこの対象になっています。このエリアで飲酒すると、警察官に罰金を科されたり、お酒を没収されたりする可能性があります。
2. 酒類の販売と提供時間
ニュージーランドでは、スーパーマーケットや酒屋でお酒を買うことができる時間帯が法律で決まっています。一般的に、夜遅くや早朝はお酒を買うことができません。例えば、スーパーマーケットでは朝7時から夜11時まで、酒屋では朝9時から夜11時までなどと決められています。
ニュージーランドの文化と法律の背景
なぜ、このように厳しく飲酒が制限されているのでしょうか?
実は、ニュージーランドはアルコールに起因する社会問題を減らすために、このような法律を制定しました。路上での騒ぎや飲酒運転による事故などを防ぐ目的があります。
ニュージーランドの人は、公園やビーチでお酒を飲むのではなく、パブやレストラン、自宅の庭などでゆっくりと楽しむのが一般的です。
【体験談から学ぶ】海外旅行で気をつけるべきこと
ニュージーランドのお酒の法律以外にも、海外旅行で知っておくべきことはたくさんあります。特に、初めて海外旅行に行く方は、事前に調べておくと安心です。
チップ文化について
ニュージーランドでは、アメリカやヨーロッパのようにチップを渡す文化は基本的にありません。レストランやカフェ、タクシーなどで無理にチップを渡す必要はありません。
しかし、とても良いサービスを受けたり、感謝の気持ちを伝えたい時には、チップを渡しても喜ばれます。
身分証明書の携帯
ニュージーランドでは、お酒を買うときやバーに入るときに身分証明書の提示を求められることがあります。パスポートのコピーや国際運転免許証などを持ち歩くようにしましょう。
【番外編】海外スノーボードと飲酒
海外スノーボードを楽しんだ後の一杯は格別ですよね。ニュージーランドのスキー場やリゾート地では、ゲレンデ内のレストランやバーでお酒を楽しむことができます。ただし、ゲレンデを降りてからの飲酒運転は厳禁です。日本の感覚で「一杯だけだから大丈夫」と安易に考えず、絶対に運転は控えましょう。
最後に、読者のあなたへ
いかがでしたか? ニュージーランドの飲酒ルールについて、少しイメージが掴めたでしょうか。
私はこの経験から、知らない土地での法律や文化を尊重することの大切さを学びました。法律を守ることは、その国の人々や文化を理解し、その土地を心から楽しむための第一歩です。
このブログ記事が、あなたのニュージーランド旅行の一助になれば幸いです。安全に、そして楽しく、最高の思い出を作ってくださいね!